よくお問い合わせをいただくご質問を集約しております。

※マイナーバージョンの違いや更新時期によって、FAQに記載されている手順や画像の内容に差異がある場合がございます。ご不明な場合は、弊社までお問い合わせいただきますようお願いいたします。


カテゴリから探す

よく利用される記事

2020/1/14 (木) 更新

平素は弊社サービスをご利用いただきましてありがとうございます。

問題の概要
OpenSSL には、X.509 証明書の GENERAL_NAME が EDIPartyNameを含む場合にGENERAL_NAME_cmp 関数内で NULL ポインタ参照が発生する脆弱性があります。この脆弱性を悪用されると、OpenSSL を実行しているサーバーおよびクライアントアプリケーションにおいて、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。

暗号通信に利用される「OpenSSL」に、脆弱性が公表されました。

詳細につきましては、「OpenSSL の脆弱性 (CVE-2020-1971) に関する注意喚起」をご参照ください。

なお、今回の脆弱性におきましては、OpenSSL のアップデートをお勧めいたします。

本ページでは、お客様ご自身にてOpenSSL をアップデートする方法をご案内いたします。

■セキュリティパッチ適用対象OS
・Red Hat Enterprise Linux 8.x系
・CentOS 8.x系
・Red Hat Enterprise Linux 7.x系
・CentOS 7.x系

本手順は、Red Hat Enterprise Linux 8.x系 / CentOS 8.x系、Red Hat Enterprise Linux 7.x系 / CentOS 7.x系,のサーバが対象です。
本手順は無保証となります。
作業をされる際は、お客様の責任にておこなっていただけますようお願いいたします。

お客様にて初期設定から設定をカスタマイズしている場合は、以下のアップデート手順で正常にアップデートできない可能性がございます。ご注意ください。
弊社ではお客様サーバの OS に対応した OS ディストリビュータより提供された純正パッケージでのアップデートを強く推奨いたします。

OpenSSL アップデート方法
(1). SSH にてサーバにログイン

SSH にてサーバにログインし、root ユーザに切り替えます。
(2). OSのバージョン確認方法

対象のOSバージョンである事を確認します。

cat /etc/redhat-release

(3). インストールされているパッケージの確認

rpm -qa | egrep ^openssl-

特に何も表示されない場合には、OpenSSL パッケージがインストールされておりませんので、脆弱性の影響はございません。openssl から始まる文字列が表示された場合、バージョン番号をご確認いただき、脆弱性の影響を受けるリリースパッケー ジかどうかご確認ください。

(4). アップデートの実施

以下のコマンドを実行し、アップデートを行います。
・CentOS 8、Red Hat Enterprise Linux 8 の場合
dnf update openssl-*


・CentOS 7、Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
yum update openssl-*

(5). OpenSSLパッケージのバージョン確認

rpm -qa | egrep ^openssl-

openssl パッケージのバージョンが、以下のページに記載されているリリース番号と同じになっているかどうかを確認します。

CentOS8/RHEL8の脆弱性修正バージョン
openssl-1.1.1g-12.el8_3.x86_64.rpm

CentOS7/RHEL7の脆弱性修正バージョン
openssl-1.0.2k-21.el7_9.x86_64.rpm



openssl バージョン情報確認 (CVE-2020-1971)

(6). サーバの再起動

アップデートを反映させるため、以下のコマンドを実行し、サーバの再起動をおこなう必要がございます。

reboot

以上となります。