■概要
Plesk9.5は、ユーザインタフェースが一新され、さらに使いやすくなりました。
また、安定性向上のため、Plesk がより省メモリ化され、メールサーバには安定してメンテナンスが継続されている Postfix を標準で採用しています。
・Plesk8系からの大きな変更点
ユーザインタフェースの改善
各種機能を効率的に利用できるよう、ログイン直後の画面に、よく利用され る機能へのリンクが提供されています
PHP の CGI/FastCGI 対応
メモリ使用効率やセキュリティの高いCGI版PHPに新たに対応
MTA として Postfix サポート
高速なメール配信が可能で、継続的に開発が進められており、新規格に対応しているPostfixを標準のメールサーバとして採用
新しいスパム制御技術(グレイリスト方式)に対応
初回メール受け取り時には受け取りを拒否し、再送時にメールを受け取る方式(適用にはメール遅延などのリスクがあるため、弊社では初期設定では無効となっています)
初期設定で SPF レコードを登録
メール送信元詐称を抑制するための技術であるSPFレコードを初期設定で登録されます
初期設定 v=spf1 +a +mx ~all
意味は、ドメイン名のAレコード、および、MXで指定されるIPアドレスからの送信のみ許可。許可されていないIPアドレスからの送信は、SoftFail と判定されます。
※PleskサーバをプライマリDNSサーバとする場合にのみ有効です
Internet Explorer 8 との互換性向上
・Plesk9.5系以降を利用する場合の注意点
Postfix 環境ではメール認証時のアカウント名は”メールアドレス”形式のみの対応となります。
SPF レコード
初期設定では、ドメイン名のAレコード、および、MXで指定されるIPアドレスからの送信のみ許可する設定となっています。
他のサーバからメールを送信する場合は随時設定を追加する必要があります。
マイグレーションツール、および、バックアップツールは初期状態ではインストールされておりません。
ご希望の場合は、サポートまでご依頼下さい。
メール一通の容量制限を設定
初期設定では134MB(添付ファイル換算で100MB)に設定されています
Plesk 9.5 が対応している以下のような一部の機能は、弊社サービスではご提供しておりません。
@mail
google ウェブサービス連携
アプリケーションヴォルト
Partner Product
Sitebuilder
Billing
等
※他のサーバから乗り換える場合の注意点
Plesk9.5系を利用する場合の注意点に加えて、以下の点にご注意下さい。
Postfix 環境ではショートネームでのメール認証に非対応
メール認証時のアカウント名は”メールアドレス”形式のみの対応となります
※ショートネームとは、「メールアドレス」が「info@example.jp」である場合、アカウント名に「info」を指定する方式。今後は「info@example.jp」のみとなります。また、qmailではショートネームは選択できますが、初期設定では無効に設定します。
POP before SMTP が初期設定で無効
25番ポートでのメール送信時に SMTP 認証が必須となります。 POP beforeSMTP が初期設定で無効となり、初期状態では利用できません。(Plesk9系以降)
587番ポートでのメール送信時にSMTP認証が必須となります。POP before SMTPは利用できません。(Plesk8.4以降)
メール一通の容量制限を設定
初期設定では134MB(添付ファイル換算で100MB)に設定