[カテゴリ一覧へ戻る]


公開日2021年12月8日


RHEL8、CentOS8、AlmaLinux8で標準採用されておりますphp-fpmの標準仕様で、拡張子.phpでの実行のみという制限がございます。基本的には、対象ファイルを.htmlファイルの拡張子を拡張子.phpへ変更いただくことをおすすめ致します。

弊社では、本手順ご実施いただいた結果や、内容につきましては弊社サポートをおこなわせていただくことができない内容となります。あらかじめご了承をいただきますようお願い致します。

コントロールパネルPleskにつきましては、本手順書の対象外となります。コントロールパネルなし、もしくはWebminが本手順書が対象となります。Pleskにつきましては、以下のFAQをご参照ください。

<拡張子(.html)でPHPスクリプトを実行させたい。(Plesk環境の場合)>
https://spt.clara.jp/ufaqs/id-248/

何らかの理由で拡張子を変更できない場合は、PHPの設定および、 php-fpmの設定で.htmlの拡張子を許可設定をおこなうことで拡張子.htmlでPHPを実行することが可能でございます。しかし、変更設定を実施いただいたことで、セキュリティが下がる場合がございますのでお客様の責にてご変更をお試しいただきますようお願いいたします。

1./etc/httpd/conf.d/php.confファイルのバックアップを取得します。
(バックアップファイル名は、/etc/httpd/conf.d/php.conf.年月日付.bakファイルとなります)

cp -a /etc/httpd/conf.d/php.conf /etc/httpd/conf.d/php.conf.`date +%Y%m%d`.bak

2./etc/httpd/conf.d/php.confファイルの該当行に、|htmlの文字を追加します。

■変更前
<FilesMatch \.(php|phar)$>

□変更後
<FilesMatch \.(php|phar|html)$>

※上記表示上、全角にて記載しております。設定ファイルでは、<>は、半角となります。

3.Webの設定ファイルの文法チェック
httpd -t

を実行後、「Syntax OK」の出力をご確認ください。
それ以外が表示された場合は、設定ファイル等に問題がございますのでエラーの内容をお客様にてお調べください。

4.以下のコマンドを実行し、Webサーバ(Apache)を再起動します。
systemctl restart httpd

5./etc/php-fpm.d/www.confファイルのバックアップを取得します。

cp -a /etc/php-fpm.d/www.conf /etc/php-fpm.d/www.conf.`date +%Y%m%d`.bak
(バックアップファイル名は、/etc/php-fpm.d/www.conf.年月日付.bakファイルとなります)

6./etc/php-fpm.d/www.confファイル内の該当行を以下のように変更します。

■変更前
;security.limit_extensions = .php .php3 .php4 .php5 .php7

□変更後
security.limit_extensions = .php .php3 .php4 .php5 .php7 .html

先頭の;を外す、かつ、末尾に.htmlを追加します。

7.以下のコマンドを実行し、php-fpmを再起動します。

systemctl restart php-fpm

8.拡張子(.html)ファイルでPHPが実行できるかをご確認ください。

以上となります。