■問題点

FTPで接続した際に、 ファイルの作成時刻などが9時間ずれる。

■原因

サーバ側にてGMT(世界標準時)設定されており、FTPクライアントソフトにてJST(日本標準時)に設定されている場合、実際の時刻とずれた時刻が表示されます。

解決方法

FTPソフトの時刻をGMT(世界標準時)に合わせていただくか、サーバ側の設定をJST(日本標準時)に変更いただくことで正常に表示されます。 例:FTPソフトの設定を変更する場合 FFFTP の場合:
「ホスト一覧」からFTPサーバを選び、「設定変更」ボタンをクリックします。
「拡張」タブをクリックします。
「ホストのタイムゾーン」をGMTに変更します。

サーバ側の設定を変更する場合、手順はサーバにインストールされている管理ツールの種類、ソフトウェアの種類により異なります。事前にご確認下さい。
また、お客様にての設定が不安な場合には、弊社サポートまでお問い合わせいただければ作業を代行させていただきます(その際には、ご契約サービス名、ご契約者様名、ご契約番号、ホスト名をあわせてご連絡ください)。

【Pleskをご利用の場合】

SSHでサーバにログインし、rootアカウントにて設定ファイルを編集します。

/etc/proftpd.conf を開きます。最後の行に Include /etc/proftpd.local

という行が無ければ、追加してください。 # cd /etc
# cp proftpd.conf proftpd.conf.bak
# vi proftpd.conf
Include /etc/proftpd.local を追加

次に、以下のコマンドで/etc/proftpd.local を作成して「TimesGMT off」という行を追加してください。(再起動は不要です。) # cp proftpd.local proftpd.local.bak
# echo “TimesGMT off” >> /etc/proftpd.local

【Webmin仕様のサーバで、ProFTPDをご使用の場合】

SSHでサーバにログインし、rootアカウントにて設定ファイルを編集します。 cd /etc

次に、以下のコマンドで /etc/proftpd.include を作成して「TimesGMT off」という行を追加してください。(再起動は不要です。) # cp proftpd.include proftpd.include.bak
# echo “TimesGMT off” >> /etc/proftpd.include

【Webmin仕様のサーバで、vsftpdをご使用の場合】

SSHでサーバにログインし、rootアカウントにて設定ファイルを編集します。 # cd /etc/vsftpd/
# cp vsftpd.conf vsftpd.conf.bak
# vi /etc/vsftpd/vsftpd.conf

ファイルの末尾に、以下の一行を追加してください。 use_localtime=YES

ファイルを保存して、vsftpd を再起動します。 /etc/init.d/vsftpd restart

Category: Flex Miniシリーズ
Tags: 9時間, Flex Miniシリーズ, FTP, GMT, ProFTPD