公開日2026/11/4(水) 12:00

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問題の概要

LinuxカーネルのIPv4 TCP接続処理における競合状態に起因する、Use-After-Free(解放後メモリ使用)の脆弱性です
認証不要の攻撃者が細工したパケットを送信することで、システムのクラッシュや遠隔からのroot権限奪取(リモートコード実行)につながるおそれがあります。

CVE-2026-98432
https://nvd.nist.gov/vuln/detail/cve-2026-98432

影響を受けるOSとサーバ

対象となるLinux系 OSは以下の通りです。

AlmaLinux 8 / RHEL 8 / Rocky Linux 8
AlmaLinux 9 / RHEL 9 / Rocky Linux 9
AlmaLinux 10 / RHEL 10 / Rocky Linux 10

・Red Hat Enterprise Linux
https://access.redhat.com/security/cve/cve-2026-98432

・AlmaLinux
https://almalinux.org/ja/blog/2026-10-30-cve-2026-98432/

Amazon Linuxに関しましては、以下URLをご参照ください。
https://explore.alas.aws.amazon.com/CVE-2026-98432.html

各ベンダーのPHPの影響有無と修正パッチ提供状態

・Red Hat Enterprise Linux

RHELバージョンパッケージ名影響有無と修正済みパッケージ
RHEL10kernelkernel-6.12.0-211.72.1.el10_2
RHEL9kernelkernel-5.14.0-687.64.1.el9_8
RHEL8kernelkernel-4.18.0-553.182.1.el8_10
RHEL7kernel影響なし
RHEL6kernel影響なし


・AlmaLinux

AlmaLinux バージョンパッケージ名影響有無と修正済みパッケージ
AlmaLinux10kernelkernel-6.12.0-211.72.1.el10_2
AlmaLinux9kernelkernel-5.14.0-687.64.1.el9_8
AlmaLinux8kernelkernel-4.18.0-553.182.1.el8_10


対応策

脆弱性の対象の確認方法


脆弱性の対象の確認方法
SSHでサーバーにログインし、rootユーザーにて以下の手順を実施してください。

uname -r

上記確認コマンドを実行すると、ロードされているkernelのバージョンが表示されます。
以下のバージョンより値が上の場合は問題ございません。

・対処済みのカーネルバージョン
————————————————–
・AlmaLinux 8 / RHEL 8 / Rocky Linux 8:kernel-4.18.0-553.182.1.el8_10
・AlmaLinux 9 / RHEL 9 / Rocky Linux 9:kernel-5.14.0-687.64.1.el9_8
・AlmaLinux 10 / RHEL 10 / Rocky Linux 10:kernel-6.12.0-211.72.1.el10_2
————————————————–

▼ 対象の場合の詳細な手順はこちら

アップデート作業手順

同様にSSHでサーバーにログインし、rootユーザーにて以下の手順を実施してください。
※カーネルの更新にはサーバーの再起動が必要です。
サービスへの影響を考慮した時間帯に実施してください。

・Kernelアップデートコマンド

dnf update kernel*

・Kernelアップデートし、再起動を実施、その後以下のコマンドを実行してください。

uname -r

・対処済みのKernelバージョンまたは、それより値が上であることをご確認ください。


本件の対応に関しまして、弊社での代行作業をご希望の場合は、有償とはなりますが対応が可能でございます。
弊社サポート窓口(support@clara.ne.jp)宛にお気軽にご連絡ください。