■問題点

ディスク容量は足りていますが新たなファイルがアップロード・生成できない。

■原因

ディスク容量が上限に満たない場合でも、inode数(ファイル作成上限値)が不足している場合(inodeの使用率が100パーセントの場合)には、新たなファイルをアップロードすることができない場合があります。

■解決方法

inodeとは、ハードディスクドライブに作成可能なファイルの総数で、これが不足するとディスク容量自体は使用率が100パーセント未満でも、新たなファイルの書き込み等が出来なくなります。主にサイズの小さなファイルやログが大量に生成されるプログラムが実行されている場合などにこの現象が発生します。通常の場合、不要なファイルを削除し、サーバ全体の再起動をおこなうことで問題が解消致します。

Flex シリーズのサーバ全体の再起動方法につきましては、以下のリンクをご参照ください。

Virtuozzo パワーパネル (VZPP) ご利用マニュアル>
※「コンテナ起動 / 停止 / 再起動」をご参照ください。


Parallels パワーパネル (PPP) ご利用マニュアル>
※「コンテナ起動 / 停止 / 再起動」をご参照ください。

 ■inodeの状況確認方法

ssh接続での確認方法

inodeの不足状況は、以下のようにdf -iコマンドで確認することができます。

# df -i
Filesystem Inodes IUsed IFree IUse% Mounted on
vzfs        400000 400000 0 100% /
tmpfs      258269 1 258268 1% /dev/shm

Flex Mini シリーズ(KUSANAGI with Cube,Flex Mini Cube,Flex Web,Flex Mini2,Flex MIni)および、一部の専用Flex サービスの確認方法(PPP)

Parallels パワーパネル (PPP) ご利用マニュアル
※上記URLの「リソース利用状態の確認」のリンクが、inode の使用率が確認できるページとなります。

 

Category: Flex Miniシリーズ
Tags: できない, アップグレード, ファイル作成, 確認, inode, 原因, 枯渇, 上限, 不足