Red Hat Enterprise Linux Extended Life Cycle Supportについて

本ページでは、Red Hat社による『Red Hat Enterprise Linux 向け Extended Life Cycle Support(有償延長サポート・ELS)』のプログラムに関する情報をご案内します。

ELSの概要

Red Hat 社によるRed Hat Enterprise Linux向けのサポートは製品発表から7年間提供されており、 これを経過するとOSに対するセキュリティホールの修正パッケージの提供などが受けられなくなります。

Extended Life Cycle Support(ELS)は、Red Hat 社によってこれらのサポートがさらに3年間延長して 提供されるもので、クララはRed Hat社のプログラムに基づいてELSをご提供します。

Red Hat Enterprise Linux のサポートポリシーについては、Red Hat Enterprise Linuxのライフサイクル(Red Hat社サイト)をご参照ください。

Red Hatバージョン別ELS

バージョン ELS申込締切日 ベンダサポート終了日 ELS提供終了日
Red Hat Enterprise Linux 4 締切済み 2012年2月29日 2017年3月31日
Red Hat Enterprise Linux 5 締切済み 2017年3月31日 2020年11月30日
Red Hat Enterprise Linux 6 申込受付中 2020年11月30日 2024年6月30日

ELSの提供は、ベンダーサポート終了日の翌日から、ELS提供終了日までとなります。

各OSのサポート期限等の詳細情報は、「OSに関するご案内」をご参照ください。

ELSによって提供される内容

サーバプログラム用パッケージなど、特定のパッケージに対する重大な影響を与えるセキュリティ問題の修正、および重要度がCriticalに分類される不具合の修正を提供します。

ELSでは修正対象から除外されるソフトウェア一覧

OSで提供されていないアプリケーション(Plesk・アンチウィルス等)につきましては、ELS の提供範囲外となります。
また、OS で提供されているソフトウェアにつきましても、ソフトウェアの機能拡張、ソフト ウェアのバージョンアップ、新たなハードウェアへの対応は行いません。詳しいリストは以下 のURLをご参照ください。

Extended Life Cycle Support – Exclusions
http://www.redhat.com/rhel/server/extended_lifecycle_support/exclusions/

[参考] サーバで使われているアプリケーションとしては ImageMagick、gd、sambaなどがあります。

注意事項

  • ELSはベンダサポート終了日の翌日から1年単位での契約となります。なお、1年目に契約をしていない場合、2年目から新規契約はおこなえませんのであらかじめご了承ください。また、一度解約してしまいますと、再度のご契約はお受けすることが出来ませんのでご注意ください。
  • ELSで提供される修正対象のソフトウェアは、予告無くRed Hat 社によって変更される可能性があります。
  • CentOS をご利用の場合は、ELSはご利用いただけません。
  • クララ以外から提供されている Red Hat Enterprise Linux をご利用の場合は、ELSはご利用いただけません。

ELS関連アナウンス情報一覧

本件に対するお問い合わせ窓口

本件につきまして、ご不明な点がございましたら下記お問い合わせフォームをご利用ください。

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